往診をはじめて、病気自体のことはもちろんですが、同じくらいご家庭で工夫できる「生活環境」のことを気にしてくださるご家族が多いと感じる日々です。
執筆者 ![]() いろどり往診動物病院 院長 日本獣医生命科学大学 獣医学部獣医学科卒業。都内動物病院勤務後、ペット保険会社に所属し、系列病院勤務を経て、2021年いろどり往診動物病院を開院。 |
室温のこと
犬が苦しそうということで向かったおうち。部屋が暑く、体温調節のためにはぁはぁしていた様子。室温の調整で解決しました。
往診を始めて、室温は〇℃の設定で!と一概に言えなくなりました。日当たりが良すぎる部屋、空気がこもる部屋、部屋は適温だけれどフローリングは冷えている・酸素室内は暑い・動物に何枚も毛布を掛けている…おうちごとに、それぞれのアドバイスが必要なことに気づかされます。
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トイレのこと
高齢になっても終末期でも、排泄はトイレでしたい!という意思を持つ子は多いです。トイレを生活場所の近くに設置する、トイレの段差をなくす・浅い段ボールで即席トイレを作る、猫砂を少なくして足場を安定させる、などちょっとした工夫で、トイレに自力でいきたい想いを叶えてあげるきっかけをつくれます。
ごはんのこと
「食事の介助の仕方」「嗜好性の良いごはん」「このごはんをあげているが大丈夫か」「ごはんを減らしているのに痩せない」などなど。往診ではその子の病状に加えて、その場でフードの量・食事時の体勢・食器や周りの環境までみせていただけます。より適切なアドバイスができますよ。
生活環境の質問の中でも、介護はみなさん試行錯誤です。日々頑張っているご家族の発見が、往診獣医師を通して他のご家族の役に立つこともありますから、たくさん話を聞かせてほしいと思っています!
編集部より
MyBESTieeが制作・編集をさせていただいている、往診獣医師協会様の情報誌「Cerca」から中山先生のコラムをご紹介させていただきました。
往診の先生とのコミュニケーションで自分たちだけでは気がつかないこと、治療や介護の面から改善したいこと、やったほうがいいこと、いろいろプラスになることがありますね。寄り添ってくれることはホントに心強いことではないでしょうか。
「Cerca」は3ヶ月ごとに会員獣医師の先生方によるコラムを中心に、飼い主様にとって有益な情報をお届けしております。
先生方による直接配布に加え、宿泊施設やカフェ、トリミングサロン等、順次設置先を拡大しておりますので、お手に取っていただけたらうれしいです。
往診獣医師協会様のホームページでは、往診専門動物病院の検索や、おうち看護の工夫など役立つ情報が掲載されていますので、すぐに往診治療を必要とされていない飼い主様もご参考になさっていただければと思います。
執筆/中山 舞先生(いろどり往診動物病院) 編集/MyBESTiee編集部 |
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